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【確率】表を使った確率の求め方【中2数学】【基礎】

「さいころ2つの問題になると、急に難しく感じる」「場合の数が多すぎて、全部書き出すと時間が足りない」——そんな経験はないだろうか。

実は、2つのさいころの問題で混乱する人のほとんどは、「整理の仕方」を知らないだけである。頭の中だけで考えようとするから、数え漏れや重複が起きてしまう。

この記事では、ひょうを使って場合の数を整理し、確率を確実に求める方法を身につける。一度この方法を覚えれば、どんな2つのさいころ問題も迷わず解けるようになる。

対象:中学2年 所要時間:約8分
目次

そもそも「表を使った確率」とは?

2つのさいころを同時に投げるとき、出る目の組み合わせは全部で何通りあるだろうか。

1つ目のさいころが1〜6の6通り、2つ目のさいころも1〜6の6通りなので、全体では $6 \times 6 = 36$ 通りである。

場合の数ばあいのかずとは、起こりうる結果の総数のことである。「36通り」というのは、2つのさいころの出方が36種類あるという意味だ。

この36通りを頭の中で数えようとすると、必ず混乱する。そこでを使う。

表を使うメリットは3つある:

  • 漏れなく、重複なく数えられる
  • 条件に合うものを見つけやすい
  • 確率の計算がシンプルになる

表の作り方を図で理解する

まず、2つのさいころの結果を整理する表の構造を見てみよう。

ステップ 1/4

このように、縦軸にさいころA、横軸にさいころBの目を並べ、交差するマスに「(Aの目, Bの目)」を書き込む。これで36通りすべてが一目でわかる。

表を使った確率の求め方【手順】

確率かくりつの求め方を、具体的な例題で確認しよう。

例題:2つのさいころを同時に投げるとき、出た目の和が7になる確率を求めよ。

1
表を作る
縦にさいころA(1〜6)、横にさいころB(1〜6)を並べた表を用意する。
2
全体の場合の数を確認する
$6 \times 6 = 36$ 通り
3
条件に合うマスを探す
「和が7」になる組み合わせを表から見つける。
4
確率を計算する
確率 $= \dfrac{\text{条件に合う場合の数}}{\text{全体の場合の数}}$

実際に「和が7」のマスを見つけてみよう。

表を見ると、和が7になるのは (1,6), (2,5), (3,4), (4,3), (5,2), (6,1) の6通りである。

したがって、確率は:

$$\frac{6}{36} = \frac{1}{6}$$

既約分数きやくぶんすうとは、これ以上約分できない分数のことである。$\dfrac{6}{36}$ は $\dfrac{1}{6}$ に約分できるので、答えは $\dfrac{1}{6}$ と書く。

いろいろな条件での確率を求める

表を使えば、さまざまな条件の問題も同じ手順で解ける。条件を変えて確率がどう変わるか見てみよう。

ボタンを押すと、それぞれの条件に合うマスがハイライトされる。どの条件でも「条件に合う数 ÷ 36」で確率を求められることがわかる。

よくある質問と答え(FAQ)

Q. 表の縦と横を入れ替えても答えは同じですか?

A. はい、同じである。縦にさいころA、横にさいころBとしても、逆にしても、36通りの組み合わせは変わらない。自分がわかりやすい方で表を作ればよい。

Q. (1,6) と (6,1) は同じではないのですか?

A. 異なるものとして数える。(1,6) は「Aが1、Bが6」、(6,1) は「Aが6、Bが1」であり、2つのさいころを区別するので別の結果として扱う。これが確率計算の基本ルールである。

Q. 表を使わずに計算だけで求められませんか?

A. 慣れてくれば、一部の問題は計算だけでも解ける。しかし、最初のうちは必ず表を書くことをおすすめする。表を書く習慣があれば、複雑な問題でも確実に正解できる。

よくある間違いと対策

1
間違い:(1,6) と (6,1) を同じものとして数える
2つのさいころは区別するので、これらは別々の結果である。「和が7」なら6通り、「異なる目」なら30通りと数える。
2
間違い:約分を忘れる
$\dfrac{6}{36}$ のまま答えを書いてしまうと減点されることがある。必ず $\dfrac{1}{6}$ のように既約分数きやくぶんすうにする。
3
間違い:表を作らずに暗算する
「和が7は (1,6), (2,5), (3,4) で3通り」と数え間違える人が多い。表を書けば (4,3), (5,2), (6,1) も見落とさない。

練習問題

問1. 2つのさいころを同時に投げるとき、出た目の和が5になる確率を求めよ。
問2. 2つのさいころを同時に投げるとき、出た目の積が12になる確率を求めよ。
問3. 2つのさいころを同時に投げるとき、少なくとも1つが6になる確率を求めよ。

まとめ

この記事では、表を使った確率の求め方を学んだ。ポイントは以下の通りである。

  • 2つのさいころの結果は $6 \times 6 = 36$ 通り
  • 表を使えば、漏れなく・重複なく数えられる
  • 確率 $= \dfrac{\text{条件に合う場合の数}}{36}$ で求める
  • 答えは必ず約分して既約分数にする

表を書く習慣をつければ、どんな2つのさいころの問題も確実に解けるようになる。

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