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【資料の分析】最頻値(モード)|最も多い値【中1数学】【必須】

「平均値は計算できるけど、最頻値さいひんちって何?」と聞かれて、自信を持って答えられるだろうか。

テストで「代表値を求めよ」と出題されたとき、平均値だけ書いて部分点を落としている人は意外と多い。最頻値は、実は最も簡単に求められる代表値なのに、存在自体を忘れられがちである。

この記事では、最頻値の意味と求め方を、具体例とアニメーションで確認する。読み終わる頃には「最頻値なら秒で答えられる」という状態になっているはずだ。

対象:中学1年 所要時間:約5分
目次

そもそも最頻値(モード)とは?

最頻値とは、データの中で最も多く現れる値のことである。英語では「モード(mode)」と呼ぶ。

ひんという漢字は「しきりに」「たびたび」という意味を持つ。「最も頻繁ひんぱんに出てくる値」だから最頻値と覚えよう。

例えば、5人のテストの点数が次のようだったとする。

$$70, \quad 80, \quad 80, \quad 90, \quad 100$$

この場合、$80$ が2回出てきて最も多い。だから最頻値は $80$ である。

最頻値の特徴は次の3つである。

  • 計算がいらない:数えるだけで求められる
  • 必ずデータ内の値になる:平均値と違い、実在する値が答えになる
  • 複数ある場合もある:同じ回数で並ぶ値が2つ以上あれば、最頻値も2つ以上になる

最頻値を図で理解する

最頻値は「度数分布表」や「棒グラフ」で見ると、一目でわかる。最も高い棒に対応する値が最頻値である。

アニメーションを見ると、80点の棒が最も高いことがわかる。これが最頻値である。

度数分布表から最頻値を求めるときは、「度数どすう」の列で最大の値を探し、対応する「階級値かいきゅうち」を答える。

最頻値の求め方

1

データを整理する

同じ値がいくつあるか数える。度数分布表があれば、そのまま使う。

2

最も多い値を見つける

回数(度数)が最大のものを探す。

3

その値が最頻値

最も多く現れた値を答えとして書く。

例題:生データから最頻値を求める

次のデータの最頻値を求めよ。

$$5, \quad 3, \quad 7, \quad 5, \quad 8, \quad 5, \quad 3, \quad 7, \quad 5$$

【解き方】

まず、各値の出現回数を数える。

回数
32回
54回
72回
81回

$5$ が4回で最も多い。

よって、最頻値は $5$ である。

例題:度数分布表から最頻値を求める

次の度数分布表から最頻値を求めよ。

階級(点)度数(人)
0〜203
20〜408
40〜6015
60〜8010
80〜1004

【解き方】

度数の列を見ると、$15$ が最大である。

度数が最大の階級は「40〜60点」である。

この階級の階級値かいきゅうち(階級の真ん中の値)は次のように求める。

$$\frac{40 + 60}{2} = 50$$

よって、最頻値は $50$ 点である。

階級値とは、その階級を代表する値のことで、階級の両端の平均で求める。「40〜60」なら $(40+60) \div 2 = 50$ となる。

最頻値が複数あるケース

最頻値は1つとは限らない。同じ回数で最多になる値が複数あれば、最頻値も複数になる。

上の図では、BとDがどちらも5回で最多である。この場合、最頻値はBとDの2つと答える。

「最頻値がない」と答えるのは間違い。複数あるときは、すべて書くこと。

よくある質問と答え

Q. 最頻値と平均値は何が違うのですか?

A. 平均値はすべてのデータを足して個数で割った値で、計算が必要です。一方、最頻値は最も多く出てくる値を見つけるだけなので、計算は不要です。また、平均値はデータに含まれない値になることがありますが、最頻値は必ずデータ内の値になります。

Q. すべての値が1回ずつしか出てこないとき、最頻値はどうなりますか?

A. すべての値が同じ回数(1回)なので、すべての値が最頻値になります。または「最頻値なし」と表現することもあります。問題の指示に従ってください。

Q. 度数分布表のとき、なぜ階級値を答えるのですか?

A. 度数分布表では個々のデータの値がわからないため、その階級を代表する値として階級値を使います。「40〜60点」の階級なら、その真ん中の50点が最頻値の代わりになります。

練習問題

問1. 次のデータの最頻値を求めよ。
$4, \quad 6, \quad 4, \quad 8, \quad 6, \quad 4, \quad 7, \quad 6, \quad 4$
問2. 次の度数分布表から最頻値を求めよ。
階級(cm)度数(人)
140〜1504
150〜1609
160〜17012
170〜1805
問3. 次のデータの最頻値をすべて答えよ。
$2, \quad 5, \quad 3, \quad 5, \quad 2, \quad 7, \quad 3, \quad 2, \quad 3$

まとめ

この記事では最頻値について学んだ。ポイントは以下の通りである。

  • 最頻値は「最も多く現れる値」のこと
  • 計算不要で、数えるだけで求められる
  • 度数分布表では、度数が最大の階級の階級値を答える
  • 最頻値が複数あるときは、すべて答える

最頻値は代表値の中で最も求めやすい。テストで確実に得点できるよう、練習問題で手を動かしておこう。

Core-dorill— 基礎を、何度でも。

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