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【空間図形】直線と平面の位置関係|平行・交わる・ねじれ【中1数学】【必須】

直線ちょくせん平面へいめん位置関係いちかんけいを答えよ」と言われて、何を見ればいいのかわからなくなったことはないだろうか。

「平行」「交わる」「ねじれの位置ねじれのいち」——この3つの言葉は聞いたことがあるのに、実際の図形を見ると迷ってしまう。特に「ねじれの位置」は、平面図形には存在しない空間図形くうかんずけいだけの概念であり、イメージしにくいのは当然である。

原因は、3つの位置関係を「どうやって見分けるか」という判定手順を知らないことにある。この記事では、立方体を使った具体例と3Dアニメーションで、位置関係の判定方法を身につけていく。

対象:中学1年 所要時間:約8分
目次

そもそも「位置関係」とは?

空間図形において、2つの直線や、直線と平面には、いくつかの「配置のパターン」がある。このパターンのことを位置関係と呼ぶ。

位置関係いちかんけいとは、2つの図形がどのような配置になっているかを表す言葉である。平面図形では「平行」「交わる」の2パターンだが、空間図形ではもう1パターン増える。

2直線の位置関係(3パターン)

空間における2つの直線の位置関係は、次の3つである。

1交わる:2つの直線が1点で交差している
2平行:2つの直線が同じ平面上にあり、どこまで延ばしても交わらない
3ねじれの位置:2つの直線が同じ平面上になく、交わらない

「ねじれの位置」は空間図形だけに存在する。平面上の2直線は、必ず「交わる」か「平行」のどちらかである。

直線と平面の位置関係(3パターン)

直線と平面の位置関係も3つある。

1交わる:直線が平面を1点で貫くつらぬく
2平行:直線と平面がどこまでも交わらない
3含まれる:直線が平面上にある(直線全体が平面の一部)

位置関係を図で理解する

立方体を使って、それぞれの位置関係を確認しよう。まず、立方体の頂点ちょうてんへんの名前を覚えておく。

2直線の位置関係を見分ける

立方体で、辺ABを基準に他の辺との位置関係を確認しよう。

アニメーションで3つの位置関係を確認した。整理すると以下の通りである。

辺ABとの関係位置関係理由
辺AE交わる点Aで交差している
辺EF平行同じ平面(面ABFE)上にあり、交わらない
辺CGねじれの位置同じ平面上になく、交わらない

ねじれの位置を判定する方法

「ねじれの位置」かどうかを判定するには、次の2つを順番に確認する。

1交わるか?:延長しても1点で交差するか確認する
2平行か?:同じ平面上にあるか確認する

両方とも「いいえ」なら、ねじれの位置である。

直線と平面の位置関係を見分ける

次に、直線と平面の位置関係を確認しよう。底面ABCDを基準にする。

整理すると以下の通りである。

底面ABCDとの関係位置関係理由
直線AB含まれる直線全体が底面上にある
直線EF平行底面と交わらない
直線AE交わる点Aで底面を貫いている

位置関係の判定手順

問題を解くときの手順を確認しよう。

2直線の位置関係を答える手順

12つの直線が1点で交わるか確認する → 交わるなら「交わる
22つの直線が同じ平面上にあるか確認する → 同じ平面上で交わらないなら「平行
3どちらでもなければ「ねじれの位置

「同じ平面上にあるか」を確認するには、立方体の面を思い浮かべるとよい。例えば、辺ABと辺EFはどちらも面ABFEに含まれるので、同じ平面上にある。

直線と平面の位置関係を答える手順

1直線が平面上にあるか確認する → 平面上にあれば「含まれる
2直線が平面と1点で交わるか確認する → 交わるなら「交わる
3どちらでもなければ「平行

例題で確認する

立方体ABCD-EFGHについて、次の位置関係を答えよ。

(1) 辺ABと辺HGの位置関係

$$\begin{aligned} &\text{①交わるか?} \rightarrow \text{いいえ(共有点がない)} \\[8pt] &\text{②平行か?} \rightarrow \text{はい(同じ平面ABGH上で向きが同じ)} \\[8pt] &\therefore \text{平行} \end{aligned}$$

(2) 辺ABと辺CGの位置関係

$$\begin{aligned} &\text{①交わるか?} \rightarrow \text{いいえ(共有点がない)} \\[8pt] &\text{②平行か?} \rightarrow \text{いいえ(同じ平面上にない)} \\[8pt] &\therefore \text{ねじれの位置} \end{aligned}$$

(3) 辺AEと面BFGC の位置関係

$$\begin{aligned} &\text{①含まれるか?} \rightarrow \text{いいえ(辺AEは面BFGC上にない)} \\[8pt] &\text{②交わるか?} \rightarrow \text{いいえ(共有点がない)} \\[8pt] &\therefore \text{平行} \end{aligned}$$

よくある間違いと対策

1「ねじれの位置」と「平行」の混同
対策:必ず「同じ平面上にあるか」を確認する。立方体のどの面にも両方の直線が含まれないなら、ねじれの位置である。
2「交わる」を見落とす
対策:直線を延長したとき交わるかどうかも確認する。辺の端点だけでなく、延長線上での交点も考える。
3「含まれる」を忘れる
対策:直線と平面の位置関係では、直線が平面の一部になっているケースを最初に確認する。

この単元のよくある質問

Q. ねじれの位置とは何が「ねじれている」のですか?

A. 2つの直線を同じ平面上に置こうとしても置けない状態を「ねじれている」と表現している。平面上の2直線は必ず平行か交わるかのどちらかだが、空間では「どちらでもない」配置が可能になる。

Q. 「同じ平面上にある」かどうか、どうやって判断しますか?

A. 立方体の問題では、6つの面(上面、底面、前面、背面、左面、右面)のどれかに2つの直線が両方含まれているか確認する。どの面にも両方含まれなければ、同じ平面上にない。

Q. 直線と平面で「ねじれの位置」はないのですか?

A. ない。「ねじれの位置」は2つの直線の間だけの関係である。直線と平面では「交わる」「平行」「含まれる」の3パターンしかない。

練習問題

問1. 立方体ABCD-EFGHにおいて、辺EFとねじれの位置にある辺をすべて答えよ。
問2. 立方体ABCD-EFGHにおいて、辺BFと面EFGHの位置関係を答えよ。
問3. 立方体ABCD-EFGHにおいて、面ABCDと平行な辺をすべて答えよ。

まとめ

この記事では、空間図形における直線と平面の位置関係について学んだ。

  • 2直線の位置関係:「交わる」「平行」「ねじれの位置」の3パターン
  • 直線と平面の位置関係:「交わる」「平行」「含まれる」の3パターン
  • ねじれの位置の判定:「交わらない」かつ「同じ平面上にない」

立方体を使った問題では、どの面に直線が含まれるかを意識することで判定しやすくなる。

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