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【空間図形】回転体|平面図形を回転させてできる立体【中1数学】【必須】

「回転体って、何をどう回すの?」と困ったことはないだろうか。

教科書には「直線をじくとして回転させる」と書いてあるが、実際にどんな形になるかイメージできない人は多い。紙の上で立体を想像するのは、誰にとっても難しいことである。

実は、回転体のポイントは「どの直線を軸にするか」「どの図形を回すか」の2つだけである。この記事では、アニメーションを使って回転の様子を目で見ながら、回転体の仕組みを理解していこう。

対象:中学1年 所要時間:約8分
目次

そもそも回転体とは?

回転体かいてんたいとは、平面図形をある直線を軸として1回転させたときにできる立体のことである。

「1回転」とは、360°ぐるりと回すことである。半回転(180°)ではない。

回転の軸となる直線を回転軸かいてんじくという。回転軸の位置によって、同じ図形でも全く違う立体ができる。

具体的には、次のような立体が回転体である。

  • 円柱えんちゅう:長方形を1辺を軸にして回転
  • 円錐えんすい:直角三角形を直角をはさむ1辺を軸にして回転
  • きゅう:半円を直径を軸にして回転

回転体を図で理解する

言葉だけではイメージしにくいので、実際に図形が回転する様子を見てみよう。

長方形から円柱ができる

長方形の1辺を回転軸として回転させると、円柱ができる。

長方形の横の長さが円柱の半径はんけいに、縦の長さが円柱の高さになる。

直角三角形から円錐ができる

直角三角形の直角をはさむ1辺を回転軸として回転させると、円錐ができる。

直角三角形の底辺が円錐の半径に、高さが円錐の高さになる。斜辺しゃへんは円錐の母線ぼせん(側面の線)になる。

半円から球ができる

半円を直径ちょっけいを回転軸として回転させると、球ができる。

半円の半径がそのまま球の半径になる。

回転体を見分ける手順

「この図形を回転させると何ができる?」という問題を解く手順を確認しよう。

1

回転軸を確認する

問題文で「どの直線(辺)を軸とするか」を確認する。軸は図に色付きの線で示されていることが多い。

2

軸から最も遠い点を見つける

回転軸から最も遠い点が、できる立体の「外側」になる。この距離が半径を決める。

3

回転後の形をイメージする

図形の各点が円を描くように回転する。軸に近い点は小さい円、遠い点は大きい円を描く。

4

立体の名前を答える

長方形→円柱、直角三角形→円錐、半円→球、というパターンを覚えておく。

回転軸の位置で形が変わる

同じ図形でも、回転軸の位置によってできる立体が変わる。これは重要なポイントである。

このように、回転軸に平行な辺が高さになり、回転軸に垂直すいちょくな辺が半径になる。

よくある間違いと対策

回転体の問題で間違いやすいポイントを確認しておこう。

1

回転軸を見落とす

問題文や図で指定された回転軸を確認せずに解き始めてしまう。必ず最初に「どこを軸にするか」をマーカーで囲むなどして確認しよう。

2

半径と高さを逆にする

回転軸に垂直な長さが半径、平行な長さが高さである。図を描いて確認する習慣をつけよう。

3

1回転でない場合を見落とす

中学では1回転(360°)が基本だが、問題によっては「半回転」などの指定があることもある。問題文をよく読もう。

この単元のよくある質問

Q. 回転体は必ず円が含まれるのですか?

A. はい、回転体には必ず円または円の一部が含まれる。これは、図形のどの点も回転軸を中心とした円を描くためである。回転体の断面を見ると、回転軸に垂直な断面は必ず円になる。

Q. 回転軸は図形の辺でないといけないのですか?

A. いいえ、回転軸は図形の外にあってもよい。例えば、長方形から少し離れた直線を軸に回転させると、中が空洞の「ドーナツ型」の立体ができる。中学の基本問題では辺を軸にすることが多いが、応用問題では軸が外にあるケースもある。

Q. 円錐と円柱以外の回転体はありますか?

A. ある。例えば、台形を回転させると「円錐台」(円錐の上を切り取った形)ができる。また、2つの三角形をつなげた形を回転させると「二重円錐」になる。基本の3つ(円柱・円錐・球)を理解すれば、応用も対応できる。

練習問題

問1. 下の図のような直角三角形を、辺ABを軸として1回転させたときにできる立体の名前を答えなさい。また、その立体の底面の半径と高さを求めなさい。

直角三角形ABC(∠B=90°)で、AB=6cm、BC=4cm とする。
問2. 半径5cmの半円を、直径を軸として1回転させたときにできる立体の名前と、その立体の半径を答えなさい。
問3. 縦3cm、横7cmの長方形を、縦の辺を軸として1回転させたときにできる立体の名前を答え、底面の半径と高さを求めなさい。

まとめ

この記事では、回転体について学んだ。ポイントは以下の通りである。

  • 回転体とは、平面図形をある直線を軸として1回転させてできる立体のこと
  • 長方形→円柱、直角三角形→円錐、半円→球の3パターンが基本
  • 回転軸に垂直な長さが半径、平行な長さが高さになる
  • 同じ図形でも回転軸の位置が変わると、できる立体の形が変わる

Core-dorill— 基礎を、何度でも。

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