MENU
図やアニメーションが崩れている場合はご連絡ください。

【二次方程式】二次方程式の解とは【alg-quad-eq-001】【基礎】

「二次方程式を解け」と言われたとき、何をすれば正解なのか、実はよくわかっていない人が多い。

公式を使って答えを出したけれど、その数字が何を意味しているのか説明できない。途中式は書けても、「解」という言葉の本当の意味がぼんやりしている。

それは、「解とは何か」という基本を飛ばしてしまっているだけである。この記事では、二次方程式のかいが持つ意味を、具体例とアニメーションで徹底的に解説する。

対象:中学3年 所要時間:約8分
目次

そもそも「方程式の解」とは?

まず、最も大切なことを確認しよう。

方程式ほうていしきかいとは、「その式に代入すると、左辺と右辺が等しくなる値」のことである。

言い換えれば、「方程式を成り立たせる $x$ の値」が解である。

具体例で確認しよう。

例:$x^2 = 4$ の解を求める

この方程式に $x = 2$ を代入してみる。

$$\begin{aligned} \text{左辺} &= 2^2 = 4 \\[6pt] \text{右辺} &= 4 \end{aligned}$$

左辺と右辺が等しくなった。よって $x = 2$ は解である。

では $x = -2$ はどうだろうか。

$$\begin{aligned} \text{左辺} &= (-2)^2 = 4 \\[6pt] \text{右辺} &= 4 \end{aligned}$$

こちらも等しい。よって $x = -2$ も解である。

$(-2)^2 = (-2) \times (-2) = 4$ である。負の数を2乗すると正の数になる。

このように、$x^2 = 4$ には解が2つある。これが二次方程式の大きな特徴である。

$$x^2 = 4 \quad \Rightarrow \quad x = 2 \text{ または } x = -2$$

「解く」とは何をすることか

「方程式を解く」とは、「その方程式の解をすべて求めること」である。

一次方程式 $2x + 3 = 7$ の解は $x = 2$ の1つだけだった。

しかし、二次方程式には解が2つあることが多い。1つだけ見つけて満足すると、半分しか正解できない。

二次方程式の解は、最大で2つ、場合によっては1つ、または解なしのこともある。これは後の記事で詳しく学ぶ。

解の意味を図で理解する

二次方程式 $x^2 – 4 = 0$ を考えよう。これは $x^2 = 4$ と同じ意味である。

この方程式の解は、関数 $y = x^2 – 4$ のグラフが$x$ 軸と交わる点の $x$ 座標である。

グラフが $x$ 軸と交わる点が、$x = 2$ と $x = -2$ の2箇所ある。これが方程式の解である。

$y = 0$ となる $x$ の値が、方程式 $x^2 – 4 = 0$ の解である。グラフで見ると「$x$ 軸との交点」になる。

解かどうかを確かめる方法

ある値が解かどうかは、代入して確かめるだけでわかる。

1

方程式に値を代入する

2

左辺と右辺を計算する

3

等しければ解、等しくなければ解ではない

例題:$x^2 – 5x + 6 = 0$ の解は $x = 2, 3$ か確かめよ

$x = 2$ を確かめる

$$\begin{aligned} \text{左辺} &= 2^2 – 5 \times 2 + 6 \\[6pt] &= 4 – 10 + 6 \\[6pt] &= 0 \\[6pt] \text{右辺} &= 0 \end{aligned}$$

左辺 $=$ 右辺なので、$x = 2$ は解である。✓

$x = 3$ を確かめる

$$\begin{aligned} \text{左辺} &= 3^2 – 5 \times 3 + 6 \\[6pt] &= 9 – 15 + 6 \\[6pt] &= 0 \\[6pt] \text{右辺} &= 0 \end{aligned}$$

左辺 $=$ 右辺なので、$x = 3$ も解である。✓

解の確かめをアニメーションで見る

$x$ の値を変えたとき、$x^2 – 5x + 6$ の値がどう変わるか見てみよう。

$x$ の値:

$x = 2$ と $x = 3$ のときだけ、計算結果が $0$ になる。この2つが方程式の解である。

よくある間違いと対策

1

解を1つしか書かない

二次方程式には解が2つあることが多い。$x = 2$ だけでなく $x = -2$ も忘れずに書く。

2

負の数の2乗を間違える

$(-3)^2 = 9$ である。$-3^2 = -9$ と混同しないこと。かっこの有無で意味が変わる。

3

解の確かめをしない

計算ミスを防ぐため、求めた解を必ず代入して確かめる習慣をつけよう。

この単元のよくある質問

Q. 二次方程式の解は必ず2つあるのですか?

A. 必ずしも2つとは限りません。解が1つだけの場合(重解)や、解がない場合もあります。例えば $x^2 = 0$ の解は $x = 0$ の1つだけです。

Q. 「解く」と「解」の違いは何ですか?

A. 「解」は方程式を成り立たせる値のことで、「解く」はその解をすべて求める作業のことです。方程式を解いた結果として解が得られます。

Q. グラフを使わないと解は求められませんか?

A. グラフは解の意味を理解するための道具です。実際に解を求めるには、因数分解や解の公式などの計算方法を使います。これらは次の記事で学びます。

練習問題

問1. $x = 3$ は方程式 $x^2 – 9 = 0$ の解であるか、代入して確かめよ。
問2. $x = 4$ は方程式 $x^2 – 3x – 10 = 0$ の解であるか、代入して確かめよ。
問3. 方程式 $x^2 = 25$ の解をすべて答えよ。

まとめ

この記事では、二次方程式の「解」の意味について学んだ。ポイントは以下の通りである。

  • かいとは、方程式に代入すると左辺と右辺が等しくなる値
  • 二次方程式には解が2つあることが多い
  • 解かどうかは代入して確かめることができる
  • グラフで見ると、解は $x$ 軸との交点の $x$ 座標

解の意味がわかれば、次は「解をどうやって求めるか」を学んでいこう。

Core-dorill— 基礎を、何度でも。

コメント

コメントする

目次