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図やアニメーションが崩れている場合はご連絡ください。

【平面図形】角の種類|鋭角・直角・鈍角・平角【中1数学】【基礎】

鋭角えいかく鈍角どんかく、どっちがどっちだっけ?」と毎回迷っていないだろうか。

角の種類は、名前と角度の範囲をセットで覚えないと、いつまでも混乱し続けてしまう。「なんとなく」で覚えている人ほど、テストで痛い目を見る。

実は、角の種類は直角ちょっかく(90°)を基準にして整理すれば、迷うことはなくなる。この記事では、4種類の角を図とアニメーションで確認し、見た瞬間に判断できるようになるまで解説する。

対象:中学1年 所要時間:約8分
目次

そもそも「角」とは何か?

角とは、1つの点から出る2本の半直線はんちょくせんがつくる開き具合のことである。

半直線はんちょくせんとは、1点から片方向に無限に伸びる線のことである。出発点を端点たんてんと呼ぶ。

角の大きさは「度(°)」で表し、0°から360°までの値をとる。この開き具合によって、角は4つの種類に分けられる。

4種類の角を一覧で確認する

角は、その大きさによって以下の4種類に分類される。

角の種類 角度の範囲 特徴
鋭角 0° より大きく 90° より小さい 直角より「するどい」
直角 ちょうど 90° L字型、基準となる角
鈍角 90° より大きく 180° より小さい 直角より「にぶい」
平角へいかく ちょうど 180° 一直線になる

「鋭」は「するどい」、「鈍」は「にぶい」と読む。直角を基準に、より「するどく」閉じているのが鋭角、より「にぶく」開いているのが鈍角である。

角の種類を図で理解する

言葉だけでは覚えにくいので、4種類の角を視覚的に確認しよう。下のアニメーションでは、角度が0°から180°まで変化する様子を見ることができる。

アニメーションのポイントは以下の通りである。

  • 0°から90°未満:鋭角(緑色)→ 直角より閉じている
  • ちょうど90°:直角(青色)→ L字型になる
  • 90°より大きく180°未満:鈍角(赤色)→ 直角より開いている
  • ちょうど180°:平角(紫色)→ 一直線になる

それぞれの角を詳しく見る

鋭角(0° より大きく 90° より小さい)

鋭角は「するどい角」という意味である。直角よりも閉じており、2本の半直線がより近い位置にある。

30°、45°、60°はすべて鋭角である。三角定規に使われている角度は、45°と60°と30°であり、いずれも鋭角である。

直角(ちょうど 90°)

直角は、2本の半直線が垂直すいちょくに交わるときにできる角である。L字型の形になり、建物の壁と床、ノートの角など、身の回りにたくさんある。

直角は図で表すとき、角の部分に小さな正方形のマークをつける。これを「直角マーク」と呼ぶ。

鈍角(90° より大きく 180° より小さい)

鈍角は「にぶい角」という意味である。直角よりも開いており、2本の半直線がより遠い位置にある。

100°、120°、150°はすべて鈍角である。直角(90°)より大きいが、まだ一直線(180°)にはなっていない。

平角(ちょうど 180°)

平角は、2本の半直線が反対方向を向き、1本の直線のように見える角である。「平らな角」という意味で、角度はちょうど180°である。

判別の手順

与えられた角度がどの種類に当てはまるかを判別する手順を確認しよう。

1

まず、90°と比較する。

90°より小さい → 鋭角

ちょうど90° → 直角

90°より大きい → 次のステップへ

2

90°より大きい場合、180°と比較する。

180°より小さい → 鈍角

ちょうど180° → 平角

例題:次の角度はそれぞれ何角か?

(1)$75°$ (2)$90°$ (3)$135°$ (4)$180°$

$$\begin{aligned} &(1)\ 75° < 90° \quad \text{なので} \quad \textbf{鋭角} \\[8pt] &(2)\ 90° = 90° \quad \text{なので} \quad \textbf{直角} \\[8pt] &(3)\ 90° < 135° < 180° \quad \text{なので} \quad \textbf{鈍角} \\[8pt] &(4)\ 180° = 180° \quad \text{なので} \quad \textbf{平角} \end{aligned}$$

よくある間違いと対策

1

「鋭角」と「鈍角」を逆に覚える

「鋭い」はナイフのように細い → 角が小さい → 90°未満

「鈍い」はにぶくて広がっている → 角が大きい → 90°より大きい

2

90°や180°をどちらに含めるか迷う

90°はちょうど「直角」という独立した名前がある。鋭角でも鈍角でもない。

180°もちょうど「平角」という名前がある。鈍角ではない。

3

図を見ただけで判断しようとする

見た目だけでは誤差がある。必ず角度の数値で判断すること。

この単元のよくある質問

Q. 0°は何角になるのですか?

A. 0°は鋭角には含まれない。鋭角は「0°より大きく90°より小さい」と定義されているので、0°ちょうどは角として扱わないことが多い。2本の半直線が完全に重なっている状態である。

Q. 180°より大きい角はないのですか?

A. 180°より大きく360°より小さい角を「優角ゆうかく」と呼ぶこともあるが、中学校ではあまり扱わない。ほとんどの問題では0°から180°の範囲で考える。

Q. 覚え方のコツはありますか?

A. 「鋭(するどい)→ 細い → 小さい」「鈍(にぶい)→ 広い → 大きい」とイメージするとよい。また、直角(90°)を基準に「より小さいか大きいか」で分類する習慣をつけよう。

練習問題

問1. 次の角度はそれぞれ何角か答えなさい。
(1)$35°$ (2)$90°$ (3)$172°$ (4)$180°$
問2. 次のうち、鈍角であるものをすべて選びなさい。
ア. $89°$ イ. $91°$ ウ. $120°$ エ. $180°$
問3. 三角定規には、$30°$、$45°$、$60°$、$90°$ の角がある。このうち、鋭角は何個あるか答えなさい。

まとめ

この記事では、角の4つの種類について学んだ。ポイントは以下の通りである。

  • 鋭角:0°より大きく90°より小さい(直角より「するどい」)
  • 直角:ちょうど90°(基準となるL字型の角)
  • 鈍角:90°より大きく180°より小さい(直角より「にぶい」)
  • 平角:ちょうど180°(一直線になる角)

まずは直角(90°)を基準に、それより小さいか大きいかで判断する習慣をつけよう。

Core-dorill— 基礎を、何度でも。

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