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【文字と式】1次式とは|項・係数・定数項【中1数学】【必須】

「$3x+5$ の係数けいすうは何?」と聞かれて、すぐに答えられるだろうか。

こうって何のこと?」「定数項ていすうこうってどれ?」と曖昧あいまいなままにしていないだろうか。

安心してほしい。この記事を読めば、1次式の構造が完全に理解でき、項・係数・定数項を正確に見分けられるようになる。

対象:中学1年生|所要時間:10分

目次

そもそも「1次式」とは?

1次式とは、文字の次数じすうが1である式のことである。

次数とは、文字が何回かけ合わされているかを表す数である。例えば $x$ は1回、$x^2$ は2回、$x^3$ は3回である。

具体的に見てみよう。

文字の次数1次式?
$3x+5$1($x$ が1回)
$-2a+7$1($a$ が1回)
$x^2+3$2($x$ が2回)×(2次式)
$5$0(文字なし)×(定数)

つまり、$x$ や $a$ などの文字が「1乗」で使われている式が1次式である。

「項」とは何か

項とは、式を $+$ や $-$ で分けたときの、それぞれの部分のことである。

例えば、$3x+5$ という式を考えてみよう。

$$3x + 5$$

この式を $+$ で分けると、

  • $3x$ …… 第1項
  • $5$ …… 第2項

となる。つまり、$3x+5$ は2つの項からできている。

「項」という言葉は「部品」と考えるとわかりやすい。式は複数の部品(項)の組み合わせでできている。

もう1つ例を見てみよう。$4a – 2b + 1$ の項を数えると、

  • $4a$ …… 第1項
  • $-2b$ …… 第2項($-$ の符号も含める)
  • $1$ …… 第3項

となり、3つの項からできている。

引き算の部分は「$-2b$」のように、マイナス記号を項に含めて考える。これが重要なポイントである。

「係数」とは何か

係数とは、文字の前についている数のことである。

例えば、$3x$ の係数は何だろうか。

$$\underbrace{3}_{\text{係数}} \times x$$

答えは3である。文字 $x$ の前についている数が係数だ。

いくつか例を見てみよう。

係数説明
$5x$$5$$x$ の前の数
$-2a$$-2$符号も含める
$x$$1$$1 \times x$ のこと
$-y$$-1$$-1 \times y$ のこと

$x$ のように数が書いていない場合、係数は $1$ である。$1 \times x$ を省略して $x$ と書いているからだ。同様に、$-y$ の係数は $-1$ である。

「定数項」とは何か

定数項とは、文字を含まない項のことである。

例えば、$3x + 5$ という式において、

  • $3x$ …… 文字 $x$ を含む → 定数項ではない
  • $5$ …… 文字を含まない → 定数項

つまり、$5$ が定数項である。

「定数」とは「変わらない数」という意味である。文字は値が変わるが、$5$ はいつも $5$ のままだ。だから「定数」項と呼ぶ。

別の例も見てみよう。$-4a + 7b – 3$ の定数項はどれだろうか。

  • $-4a$ …… 文字 $a$ を含む → ×
  • $7b$ …… 文字 $b$ を含む → ×
  • $-3$ …… 文字を含まない → 定数項

答えは $-3$ である。符号も含めることを忘れないようにしよう。

図で整理する:1次式の構造

このアニメーションでは、1次式 $3x+5$ を分解して、それぞれの部分の名前を確認できる。

  • 式は2つの($3x$ と $5$)からできている
  • $3x$ の係数は $3$
  • $5$ は文字を含まないので定数項

もう1つの例で確認しよう

$-2a + 7$ という式で、項・係数・定数項を確認してみよう。

$-2a + 7$ の場合、

  • 項は2つ:$-2a$ と $7$
  • 係数は $-2$(マイナスも含める)
  • 定数項は $7$

となる。係数のマイナス符号を忘れないようにしよう。

項・係数・定数項の見分け方まとめ

1

項を数える

式を $+$ と $-$ で区切る。マイナスの符号は、その直後の数や文字とセットにする。

2

係数を見つける

文字を含む項について、文字の前の数(符号も含める)が係数である。数がない場合は $1$ または $-1$。

3

定数項を見つける

文字を含まない項が定数項である。符号も含めて答える。

よくある間違いと対策

1

係数の符号を忘れる

$-3x$ の係数を「3」と答えてしまう。正しくは「$-3$」である。符号は係数の一部と覚えよう。

2

$x$ の係数を「なし」と答える

$x$ だけの場合、係数は「$1$」である。$1 \times x$ を省略して $x$ と書いているだけだ。

3

定数項の符号を忘れる

$3x – 5$ の定数項を「5」と答えてしまう。正しくは「$-5$」である。引き算のマイナスは定数項の符号になる。

よくある質問と答え(FAQ)

Q. $5x$ の係数は $5$ ですが、$x$ の前には何もないように見えます。なぜ係数があるのですか?

A. $5x$ は $5 \times x$ という掛け算を省略した書き方である。$5$ は $x$ にかけられている数なので、これが係数となる。同様に、$x$ だけの場合は $1 \times x$ の省略なので、係数は $1$ である。

Q. 定数項がない式もありますか?

A. ある。例えば $3x$ や $-2a + 5b$ のように、文字を含む項だけで構成される式には定数項がない。このような場合は「定数項はない」または「定数項は $0$」と答える。

Q. $2x + 3y – 1$ は1次式ですか?

A. 1次式である。$x$ も $y$ も1乗(1回だけ)なので、この式は1次式に分類される。2次式になるのは $x^2$ や $xy$ のように、文字が2回以上かけ合わされている場合である。

練習問題

問1. 次の式について、項・係数・定数項をそれぞれ答えよ。
$5x + 3$
問2. 次の式について、項・係数・定数項をそれぞれ答えよ。
$-4a + 9$
問3. 次の式について、項・係数・定数項をそれぞれ答えよ。
$y – 6$

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まとめ

この記事では、1次式の構造について学んだ。ポイントは以下の通りである。

  • 1次式:文字の次数が1の式($x$ や $a$ が1乗で使われている)
  • :式を $+$ や $-$ で分けた部分(符号は項に含める)
  • 係数:文字の前の数(符号も含める。数がなければ $1$ または $-1$)
  • 定数項:文字を含まない項(符号も含める)

理解できたら、あとは手を動かすだけである。

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